患者さんの死に直面して苦悩した日々

30代の女性
経験:
外科3年
自己紹介:
地元の高校を卒業後看護学校に進学しました。過程を経て準看護士から地元の総合病院に就職、そこで正看護士になりました。

患者さんが亡くなってしまって悩んだ

私が外科に配属されたときです。脳神経外科ですが、そのときある患者さんとあったのです。もう10年位前の話です。職の性質上詳しい患者さんの病名は公にすることはできませんが、青の患者さんは脳の病気で悩んでいました。その患者さんはきっと回復すると信じて毎日過ごしているのに看護婦同士の打ち合わせの中ではいい状況の話は聞かない。医師からもいろいろなネガティブな話が聞こえてくる。そんな中明るく希望を持って生きている患者さんに私が笑顔で接する。そんな自分に戸惑いを持ったときです。そしてダメ押しはその患者さんが亡くなってしまったことです。それははじめての経験で、私はこれほどまでに人の命が重いことに悩みそしてやめてしまおうかと悩みました。

本人に事実を話すことができず、良心が傷んだ

やはり自分が事情を知っているのにその患者さんにはそれを伝えることができず、それでもご本人が毎日を精一杯生きようとしている姿に私の良心が痛みました。私一人ではこの悩みは受け止めきれず、周りに相談しました。

友達に元気づけられ、辞めないで済んだ

私の友達にそれなりに詳しい人がいて、いろいろな話を聞きました。命は大事だけど、人はそれを仕事ととして選んでいるということを言ってくれ、励ましてくれた結果、自分に自信を取り戻すことができました。そのときは本当に職を辞めてしまおうかとか、異動届を出そうかとか考えたものでしたが。今は子育てのため専業主婦をしています。

死に直面することを恐れないで

看護師は人の命に一番近い現場にいる職業だと思います。死に直面することもしばしばだと思いますが、その代わりその死を生に転換させる力を有しているのも事実です。医師の傍ら患者さんの病状をつぶさに観察して、それを医師と共同で病気を快方状況に持っていく。それが仕事だと思えるのです。だから死に直面したときは、もう片方の生が大事だと思うことです。いつも冷静に対処し患者さんをいい方向に持っていくことに専心することではないでしょうか。

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