方向性の散らかった病院で疲弊、転職

看護師というとどんな人を想像するでしょうか。白衣の天使と呼ばれることもある看護師のみなさん。実は彼らもふつうの働く人たちで、彼らには彼らの職場の日常があります。このサイトでは、看護師のみなさんの実体験を集めて紹介しています。話題はお給料の話、転職の話、子育て中のママが育児と看護職を両立させた話など。ぜひごらんになってみてください。
以下は20代の女性看護師の方の実体験です。
経験:
一般総合内科3年、小児混合心臓血管外科1年
自己紹介:
奨学金制度を利用し、単身で地元を離れて働いていました。ナースとしては4年間働いており、呼吸器系や小児循環などの経験が多いです。

対応の難しい患者さんを受け入れる病院を退職

何でも受け入れる病院でした。終末期や急性期、ほとんど介護施設のような病院でしたが、呼吸器や点滴など医療処置も多く必要とされる病院で、看取りも多かったです。

ブラック・パワハラ的な勤務実態に嫌気がさして辞めた

とにかく、どんな患者さんでも受け入れ、痴呆が酷く他の病院では断られる人も受け入れるところでした。難病、介護、医療がごちゃまぜになっており、専門性にかけていました。医師も少ないです。夜勤は2交代制であるにも関わらず、休憩がない時もありました。ナースコールは鳴りっぱなしで、皆はくたくたでした。
そういった状況であるにも関わらず、上の人間はただ皆の能力がないとしか考えず、暴言を吐くことの毎日。職場環境の改善にもっと真剣に考えてくれていたら、何か変わったかもしれませんが、上は1人1人の能力がないせいだとばかり言っていました。皆、うんざりしていました。私が辞めた時、一緒にたくさんの人が辞めました。
上の人は「指導をしているのに何故伸びないのか?」というようなことをよく言っていましたが、指導というよりはただ、叱りつけるだけ。人間性を否定し、どんなにおかしいかを嫌というほどわからせる。目の前で悪口を言われる。彼女達にとっては、怒ること叱りつけること、欠点を指摘することが「指導」だったんです。新しい病院に行って、やっと本物の「指導」に出会うことができました。

引き止められずに退職

しょうがない理由があったので、引き止められはしませんでした。納得して頂きました。

引越し先の近所で新しい病院を探した

次に引っ越す場所が決まっていたので、そこから急性期の病院を選びました。面接時の話と違うことは特になかったです。県立の病院で、医師も看護師も多数在籍していました。

評判がよかったのが決め手。実際とても教育が優れていた

研修がたくさんあり、評判もとても良かったのでそこに決めました。
入ってみたら、実際に教育が非常に行き届いていました。本当に細やかなことまで、皆さんよく教えて下さり、驚くことが多かったです。これが、教育なんだと思いました。また、看護師同士の仲が良いことも良かったです。皆さんがいつも楽しそうに仕事をしていたので、私もいつも笑顔で仕事をすることができました。

自分のダメさを思い知らされた

転職前に、リーダーナースとして働いていたこともあったのですが、急性期の病院では、自分のアセスメント力と周りのアセスメント力の差に唖然としました。自分がいかにダメだったか、思い知らされました。

吟味していい病院に巡りあって

新人看護師は、やはり教育がしっかりしているところで働いたほうが良いです。私のように老健混じりの混合病院で働いた場合、なぜわからないのか?とばかり言われ学び方や、研修などもほとんどなく、自力でなんとか成長するしかなくなります。もし、今看護師として自信をなくし、自分は向いてないと考えてしまうなら、転職も一つの手だと思います。自分に自信をなくしてしまうようなところで働いていると、心が闇に包まれていきます。
私は、転職し、急性期で働くことができて本当に良かったと思っています。これが「看護師」なんだと実感しました。看護師として活き活きと働く人達が周りにたくさんいるか、いないかは大きな差です。看護師として働くことが楽しい、と考えて働いてる人が目の前にいると、自分まで楽しくなってきます。責任の重さ、優しさ、スピード、知識、周りとの関係性。なんといっても看護師として格段にレベルアップできます。そして、心も以前よりずっと落ち着き、満たされるようになりました。
自分が何を求めているのか、どんな人がいるところで働きたいのか、時間はどの程度、お金はどれくらい必要なのか、など考えて当てはまるところをピックアップすれば、きっと自分に合った素敵な病院に巡り合えると思います。
あとは、良い医師がいるかどうかもポイントかもしれません。

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